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■No.1020 日の丸威筋兜 ひのまるおどしすじかぶと

所有 徳川美術館所蔵 指定  
形式 江戸時代 伝承 徳川家康所用
甲冑師 加藤鞆美 監修 三浦一郎
種別 模写(一部創作) サイズ 1/2
兜鉢 総覆輪阿古陀形筋兜鉢 兜鉢の鍍金 純金鍍金
小札 上質和紙小札 シコロ 五段下がり笠ジコロ
威毛 正絹紅糸と縹糸 絵韋  
鍬形・立物 鍬形創作 
三ツ葉葵文前立(現状鍬形台のみ)
鍬形・立物の鍍金 純金鍍金
付属品 「甲冑」監修作品について
監修者・作者銘印入鑑定書
黒塗唐櫃
木製兜立
紫染正絹服紗
手袋
オプション  
販売価格 375,000円
着手金 150,000円
備考  
 

※画像をクリックすると拡大画像ページへ移動します。

No.1020 日の丸威筋兜 ひのまるおどしすじかぶと
日の丸威筋兜 前面日の丸威筋兜 吹返
日の丸威筋兜 背面

■作品の解説

 この兜は愛知県の徳川美術館に所蔵され、尾州徳川家に伝来した日の丸威丸胴具足に付くものです。長くその所用者等が不詳でしたが、近年になって紀州徳川家から発見された文書により、大御所家康が尾州家に与えた形見の具足と判明しました。その製作年代は家康の駿河隠居後と想像され、最も晩年のものといます。

本品はこれを二分の一の縮尺で作られた模写です。その威毛は縹糸威肩紅ですが、これを付す具足の胴と大袖は縹地に紅で日の丸をあしらっています。この威毛を紋柄威の一種である「日の丸威」といいます。

■監修のポイント

 兜鉢は阿古陀形で桧垣総覆輪を施す筋兜鉢で、前三条、後二条の篠垂を構える。八幡座は彫金が施された円座に裏菊座、小刻座を重ね玉縁で押さえ留めている。また後勝鐶には『伴大納言絵詞』にみられるように総角を下げる。三所付で取られた忍の緒には正絹の角八打の緒を用い、先端には切房を施した。

 シコロは三段下がりの笠ジコロで、裾板には規定どおり二段の糸菱と一段の畦目を施されている。板物の吹返には覆輪が施され、奈良菊の据文が打たれている。

 唐草の彫金を施す鍬形台には、紛失した鍬形を復元し、さらに前立として三つ葉葵の立物を創作した。

 戦国乱世を生き抜き、その頂点に上り詰めた家康の頭上に輝く、まさに美麗なる兜である。


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