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■No.1011 赤糸威星兜 あかいとおどしほしかぶと

所有 御岳神社所蔵 指定 国宝
形式 平安時代 伝承 畠山重忠所用
甲冑師 加藤鞆美 監修 三浦一郎
種別 模写(一部創作) サイズ 1/2
兜鉢 片白星兜鉢
金銀指分金物
兜鉢の鍍金 純金・純銀鍍金
小札 上質和紙小札 シコロ 五段下がり杉形ジコロ
威毛 正絹赤糸威 絵韋 鹿なめし襷文韋 使用
鍬形・立物 興福寺(奈良県)旧蔵
獅噛鍬形
鍬形・立物の鍍金 純金・純銀鍍金
付属品 「甲冑」監修作品について
監修者・作者銘印入鑑定書
黒塗唐櫃
木製兜立
紫染正絹服紗
手袋
オプション  
販売価格 346,500円
着手金 135,000円
備考  
 

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No.1011 赤糸威星兜 あかいとおどしほしかぶと
赤糸威星兜 前面赤糸威星兜 前面
赤糸威星兜 背面

■作品の解説

 この兜は東京都の御岳神社に所蔵される大鎧の兜。坂東の雄畠山重忠の所用との社伝を持ち、『集古十種』に掲載されるなど古来より名高き名甲中の名甲です。源平時代を代表する優品として明治三十二年に国宝に指定。さらに昭和二十七年には新国宝に指定されました。

本品はこれを二分の一の縮尺で作られた模写です。赤糸威は『源平盛衰記』、『承久記』、『太平記』等に比較的多くの文献に散見されます。またその裏付けとして『平治物語絵詞』、『蒙古襲来絵詞』等の古画にも威毛が描かれています。

■監修のポイント

 兜鉢は十二枚張りで後一条を筋伏とし、一条に腰巻の一点を加えて計六点の星を打つ。前三条の篠垂を構え、八幡座は鍍金の葵座、裏菊座、小刻座を重ね玉縁で押さえ留め、鍍銀の星が打てれている。また後勝鐶には『伴大納言絵詞』にみられるように総角を下げる。忍の緒には正絹の角八打の緒を用い、先端には切房を施した。その取り付け方は古式に習って左右二孔の響穴から取る。

 シコロは五段下がりの杉形ジコロで、裾板には平安時代の規定どおり二段の革菱と一段の畦目を施し、赤韋で綴じ付けられた吹返と眉庇を包む絵韋には獅子をあしらう盤絵文の襷文韋を用いた。

 鍬形は本来無いが奈良県興福寺旧蔵で新井白石が編纂した『本朝軍器考』所載の「獅噛鍬形」を採用した。

 豪壮な作柄の中にも威風堂々たる風格を醸し出し、坂東武者の誇りと威勢を示す一品である。


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