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■No.1010 紺糸威星兜 こんいとおどしほしかぶと

所有 石清水八幡宮旧蔵 指定 重要文化財
形式 平安時代 伝承 八幡太郎義家所用
甲冑師 加藤鞆美 監修 三浦一郎
種別 復元模写(一部創作) サイズ 1/2
兜鉢 一枚張筋伏二方白星兜鉢 兜鉢の鍍金 純金鍍金
小札 上質和紙小札 シコロ 五段下がり杉形ジコロ
威毛 正絹紺糸威 絵韋 鹿なめし花菱の書韋
鍬形・立物 清水寺(長野県)所蔵
雲竜象眼鍬形
鍬形・立物の鍍金 純金鍍金
付属品 「甲冑」監修作品について
監修者・作者銘印入鑑定書
黒塗唐櫃
木製兜立
紫染正絹服紗
手袋
オプション  
販売価格 346,500円
着手金 135,000円
備考  
 

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No.1010 紺糸威星兜 こんいとおどしほしかぶと
紺糸威星兜 前面紺糸威星兜 吹返
紺糸威星兜 背面

■作品の解説

 この兜は八幡太郎義家所用の伝承を持ち京都府の石清水八幡宮に伝来したものです。源平創世記を代表する優品でしたが、宝暦九年(1759)の火災で焼け、京都府高津古文化会館の蔵品として兜鉢と主要金具部分を残すのみとなってしまいました。昭和二十二年に「甲冑金具」の名目で国の重要文化財に指定されています。

 本品は新井白石が示したとされる図面をもとに二分の一の縮尺で復元模写されたものです。紺糸威は『延慶本平家物語』、『源平盛衰記』、『太平記』等の文献にも比較的多く散見され、遺物としても広島県厳島神社蔵(国宝)「紺糸威大鎧」があります。


■監修のポイント

 兜鉢は一枚張筋伏という形式のもので、前三条の篠垂と後二条の伏板には鍍金の星を打つ。八幡座は鍍金の葵座に鍍金の星を打ち、鍍金の裏菊座、小刻座を重ね玉縁で押さえ留めている。また後勝鐶には『伴大納言絵詞』にみられるように総角を下げる。忍の緒には正絹の角八打の緒を用い、古式に習って左右二孔の響穴から取る。

 シコロは五段下がりの杉形ジコロで、その形状は東京都御岳神社蔵(国宝)「赤糸威大鎧」の兜を参考に復元を試みた。裾板の菱縫には平安時代の規定どおり二段の革菱と一段の畦目を施し、赤韋で綴じ付けられた吹返と眉庇を包む韋には『前九年合戦絵巻』にも散見される花菱の書韋を復元した。

 鍬形には長野県清水寺蔵(重文)「雲龍増減鉄鍬形」を採用し、古式に習って左右中にあけられた二孔の穴を用いて赤韋で綴じ付けた。

 豪壮な作りの中にも威風堂々たる風格を醸し出し、源家の祖たる誇りと威勢を示す一品である。


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